春のお彼岸の法要が始まりました。ご講師は田中誠證先生です。
いつもお彼岸が一番参詣者が少なくなる当山としては参詣者の出足が心配でしたが、始まってみるとそれなりに本堂が埋まっているので、少しほっとしました。
親鸞様の書かれた『教行信証』の化身土文類には、
真なるものは甚だ以て難く、実なるものは甚だ以て希なり
偽なるものは甚だ以て多く、虚なるものは甚だ以て滋し。
という言葉が出てまいりますが、まさに私たちの世は偽なるもの、そして虚なるものばかりを追い求めあふれている世の中なのかもしれません。一方で、真なるものというのは希なものなのに手をだそうとしないのが私たち。そこに触れることができ、ありがたいことです。
まだまだ夜・朝・昼とご縁が続いて参ります。どうぞお誘いあわせの上ご参詣くださいませ。