22~23日は門司の林現寺様で北豊教区青年布教使布教大会が行われました。22日は上記の通り不在でしたから23日のみ参加させて頂きました。今回の指導講師は当山前住職・舟川宏顕でした。2日間で4人の青年布教使がお取り次ぎを行いました。中でも、23日の2人は29才、30才。一人は初めてとのこと。私は振り返ると26才で自坊に帰るなり、「次の布教大会に出れ」と厳しい先輩方の声。しかも、結果から言えばそれよりもっと早い帰って3ヶ月後にはもう演台に立たされていました。厳しいお育てでしたが、そんな中で手荒に育てられたから今があるとも思います。最近は皆さん優しくなりました。良いのかどうなのかと思うときがあります。
最後の挨拶で一言言いましたが、若い布教使は演台に立つとき不安しかありません。その不安を和らげてくれるのはお同行の皆さん方の笑顔であり、お念仏です。その姿に励まされて布教ができるのです。終了後にある先輩が、「ほんとそうやね。お同行あってのお寺やね」と話しかけてきてくれましたが、誰に向かって話しているのか、ただ教義を述べるのではなく、一人ひとりの背景にある想いを想像しながら、そこに応えれる布教をと思うことです。(もちろん、教義を踏まえての上でのことというのは当たり前のことですが)
そんな若手の皆さん(自分もまだ若手ですが・・・)に刺激を受けつつ、今日からまたお説教です。今日から3日間は下関。大勢の参詣という訳ではないですが、温かく非常に話しやすい雰囲気です。明日も楽しみに伺えそうです。