皆さん、こんにちは。
納骨堂建設、7月の大雨で順調とは言えないものの、だいぶ進んできました。
ようやく瓦葺きも終わり、ついに外部の足場が解体されて、全容が見えるようになりました。建物の高さや瓦から、近くで見ると結構インパクトのある外観に仕上がりましたね。納骨堂内部は、ご本尊スペースを作るための造作作業を現在行っており、外部では軒下スペースに生コンを打つための型枠組みを行っております。
さて、本日は京都工芸繊維大学の准教授・菅健太郎先生が来られておりました。菅先生と設計士・古森先生は、以前から納骨堂内の空調に関して共同で研究してきており、エアコンを使わずに真夏でも快適な空間を作るための試行錯誤を行ってこられたそうです。
というのも、納骨堂という場所は非常に特殊な空間で平均滞在時間は約5分程度。その滞在時間のためにエアコンを入れるには非常に燃費が悪いし、人が来てから入れるのでは冷えるのが間に合わない。ではどうすればいいか。建物の構造を通して、熱くなりにくく、熱を逃がせる造りを摸索されてきました。
今回その中で考えられたこと
1.建物内部の構造を天井を高くとることで熱を上方に逃がす
2.天井部分に熱を巻き上げるための換気装置を取り付け、放熱を促進する
3.天井中央部に採光用のガラスがはめ込まれているが、光と熱を拡散するために、 オブジェを設置
4.床下断熱をせず、地中の土の温度を活かす(夏は涼しく、冬はあたたかい)
他にもあるかもしれませんが、私が把握しているのはこの辺り。ただ、実際問題工事現場にたまに見学に入らせてもらいますが、今のところ納骨堂内部で汗をかくということはありません。35℃ある日でもそうですから、そこそこの調温ができているのでしょう。
結果的に、この辺りは新しい技術を取り入れるというよりも、古来よりの知恵を活かした形ではありますが、それも大切なことですね。
この納骨堂に関わった方々の紹介や、取り組まれていることを紹介するだけで非常に楽しいことなので、少しずつ紹介したいと思います。




