13日、北豊教区仏教青年連盟総会にて記念講演
14日、午前 築城にて布教 午後 小倉南区にて布教 夜 壮年会例会
そんな二日間でした。
先に布教の事から触れておきますと、14日の午前中、築城へ。こちらは初縁のお寺様。若院様は年上ですが、何度かお会いしている楽しい方です。1席だけでしたが、120人からのお参り。ありがたいですね。しかし、本堂でパッと視線を巡らせてみると、知った顔が何人か。急に見つけると焦るものです。だからと言って話が変わるわけじゃないですが。
14日午後の布教は、何度か寄せて頂いております中学時代の先生のお寺様です。教え子ながらに先生のお寺にいきますと、申し訳ない気になりますが、大事にして下さってありがたいことです。今回はうちの総代会+αの皆さんもご参詣。あ~、いつもの話かと思われたかと。。。
さて、一方で仏青の総会講演と仏壮例会はちょっと変わった展開でした。
というのも、仏青の記念講演は「仏青活動について」というもの。活動論の話で普段のご法話とはちょっと違います。活動について1時間話す言葉を持っていないので、みんなで考えてみることにしたのです。今、漠然と時代から感じることを話した後に、「お寺の魅力ってなんだろう?」「仏青の魅力って何?」という問いかけをしました。一人3枚ずつキーワードで答えてもらってからグループでの話し合い開始。その時出たものが上記の写真です。答えとして多かったのは、
①出会い・交流の場
②居心地の良さがある
ということ。私の目を引いたものとしては「非日常感」「不安の中の安心」というタームでした。それが魅力ならば、それを生かした空間づくりをしていくことが大事だよねという話になりました。
そして仏壮。実は歎異抄の話をする予定でしたが、話し始める瞬間になって前住職から「今度連研中央教修を受けに行く人がいるから話し合い法座をしたらどうか?」と言われ予定変更。中央教修のシミュレーション的に話し合いを行う事としました。テーマは「であい」。中央教修の最初のテーマがこれだからです。そこで「あなたにとってお寺との出会いは?」「その後も来続けている理由はなに?」ということをテーマに話し合いをしていただきました。
結果、みんな話が長い・・・というか色んな思いとか経緯があるんだなと改めて実感。お互いにお互いのバックボーンをしらないことも多いので、お互いを知り深め合う良い例会になったようです。
そしてきっかけは「子どもの頃からの環境」「家族との別れを機に」というものが多かったです。家庭環境は大事だなと思いますし、やっぱり最初の声掛けが肝心なのだと改めて思います。
来続けている理由は、
学びを深めたい
というのもありますが、
非日常
仕事の上下関係などを離れた世界だから
というのがあり、じつはそこに
居心地の良さ
という感覚が湧いてくるのかもしれません。また、思いがけない職種の人と出会っていける、これも会社の往復だけでは得られない点かもしれません。
日常を離れたお寺で毎日の生活が一瞬リセットされ、それが明日からの日常の活力につながっていくならば嬉しいですし、その意味で、来ている人たちにとってはかけがえのない時間・空間になっているようです。
ここにお寺の活動のキーワードが隠されているように感じます。
非日常性・居心地のよいフラットな関係性・与えられる安心感
これを活動の肝に据えながら次なるアイデアを考えたいと思います。
きつかったですが、収穫の多い数日間となりました。明日も布教がありますが、楽しみながら勤めさせて頂きます。