数日ぶりの更新です。寝込んでました、はい。
さて、22日は毎年のことですが西楽寺様にお説教。今回は新作披露の場でした。お説教、一度作ってしばらく練り直しながらやっていくのですが、ある程度完成した手応えをもってからも1年以上(ときに2年)くらいは同じ話をしています。ただ2年も経つともうこの話をしたなあという会所に行くことになるので新しい話を考えねばとなるのですね。年明けに控えたお寺様はもう何度も行かせて頂き、毎回5座6座話すので、いつも全て出し切ってかえるのですが、またありがたいことに呼んで下さるので、そこを目標に新作を考えていきます。初めて話す時と言うのは不安が大きいものです。なのに、今回はもう一つの不安が当日やってきました。
「初めてお参りする人、連れて行くから」というメッセージが。それも若い人。うれしい、ありがたい。でも、初めてきく人はその時の話が仏教・法話に対するイメージになっていきます。だからこそ、下手な話はしてはいけません。絶対に失敗は許されないのです。なのに、今日用意したのは初めての話。
不安大ですよ、全く。
幸いに、終了後もっと聞きたかった、もっと若いうちから聞きたかったと言ってくれたようでホッと胸をなで下ろしております。ただ、考えてみれば、いつだって私が知らないだけで初めてお聴聞にきた人がいるかもしれない。これが最後の縁となる人がいるかもしれない。
いつだって、一本勝負、待ったなしの場面に立っているんだ。
だから、どのお座も真剣勝負。今できる精一杯のお取り次ぎをしなくては
と気を引き締め直したご縁でした。自分としては反省も多く、終了後、すぐにたくさんの手直しを入れ始めましたが、その夜考える中で、「おっ」と思う発想、味わいが沸いてきて、非常に良い時間となりました。
最後に、ほおずき夜市の時に出店頂いたほおずき農家の方がお参りに来て下さった。これが超うれしかったです。