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大乗山 両徳寺

正客


10月22日、23日と両徳寺秋の法要(前々坊守1周忌法要)が勤まりました。

今回は福岡・大分・佐賀・北豊4教区の若手から1名ずつ、計4名の若手布教使による布教大会形式のお座でした。誰も彼も恐らくそれぞれの教区を今後担っていくであろうと私は思っておりますが、その期待に応えてくれるありがたいお取次ぎ。

その中で一番私の心に残ったフレーズは、最後の宗先生が言った「正客」というフレーズ。正客とは目当てということですが、思い出す話が二つ。

1.秋祭り 皆とは言えど 気はむすめ

昔の節談説教の一節ですが、「今度わが村で秋祭りがありますから皆さんでお越しください」と娘の嫁いだ先に手紙を出す母。そのなかで「皆さん」と言葉には出してはいますが、目当てはだれかというと娘一人です。その娘が欠けて他の人だけが来ても母は嬉しくないのです。阿弥陀様、お誓いの中では「十方衆生」と皆を救うとは言ってあるけれども、そのお救いの目当ては自分一人では煩悩抱えて苦悩の悩みの海の中に沈む「私一人」なのです。「弥陀の五劫思惟の願をよくよく案ずれば親鸞一人がためなりけり」と言われた心を思います。

 

2.2年前の秋の法要

上記リンクしましたが、まさに2年前の秋の法要の際にあなた一人が目当てと思い、行動していた自分の姿を思い出しました。その心を新たに御正忌報恩講まで突っ走っていきたいと思います。

 

今日まで京仲組の布教大会。ここも楽しみです。

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