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福岡へ~有志青年布教使による全国大会


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久しぶりの投稿になります。
というのも、先週はほとんど家を空けていました。
7日に布教大会が終わってから、
8日に福岡、9日~11日は東京、11日夜は壮年会の例会、12日は布教。
ということで、今日久しぶりにゆっくりと家で過ごしております。
その前も詰まっていた関係で、何か今日は一日眠たくて眠たくて、、、
今週から今月残りは今までの3、4か月のことを考えたらすごく楽な日程で、今の期間に体調の回復と秋以降への準備を進めておこうと思います。

さて、そういうわけで今日からはこまめにブログを書こうと思うのですが、時差ありで書いていこうと思います。

8日。

福岡に行っておりました。まず最初に立ち寄ったのは、このHPを作ってくださったレッドキリンさんの事務所。HPのデータ分析の方法などをレクチャーして頂きました。

そしてメインの目的は、標記青年布教使の全国大会。

これは昨年東京の築地本願寺で行われたもので、今年で3回目となりますが、今年は福岡で開催されたのです。昨年からの縁もあって参加してきました。40名強の参加でした。

今年は布教に資する話というよりも、事例紹介的なところが強く、以下3名の方がお話してくださいました。

最初が写真に写っております「フリースタイルな僧侶たちのフリーマガジン」を編集している若林唯人さんのお話。

フリースタイルな僧侶たちリンク

次は浄土真宗×影絵という活動をしている「ともしえ」という団体から瓜生智子さん。

ともしえー浄土真宗×影絵ー

最後は、様々な法座のスタイルを模索し、現在はお西やお東の垣根を超えた布教大会を主催している根来暁さん。

真宗合同布教大会

すごいですね。みんなちゃんとHPがあります。

みなどうしたら法が伝わっていくのかを模索しているのです。

ともしえさんにはそのうちご縁を頂いてみたいなあと思いました。

そんな中で非常に示唆的というか、考えさせられた言葉がこれです。

それはカルト宗教に入った友人がおり、その人はその団体に200万お布施をしたそうです。明らかに異常で、辞めるよう説得した人に対し彼が言った言葉は、「じゃあお前は俺が悩んでいた時に俺の話を聞いてくれたか?悩みに向き合ってくれたか?青の人たちは俺の悩みをとことん聞いてくれた。お前だって車に価値があると思ったら200万だすだろ?俺はあの人たちのおかげで命が救われた。だからあの人たちに200万円の価値を感じている」。返す言葉もなかったそうです。

カルトは「消費者金融」みたいなもので、「利息」が高すぎる。でも、お金を貸してくれない「銀行」のような伝統仏教よりも「消費者金融」の方がマシだと思っている人は世の中にいくらでもいる。

確かにそうかもしれないと思いました。

私たちは、仏教のメッセージを発信する方にばかり力が入っているのです。うちもそうです。法要、教化活動、仏教講座、全てこちら発信の話です。それはそれでもちろん大切です。

でもたとえば、家族を亡くし、悲しみの淵にある人一人ひとりとどれだけの時間向き合ってきたか。僧侶も門徒もどこかでお経を勤めるのが仕事、お経を勤めてもらいにきているという認識であって、それより大切な心の声を聞くところにまで気が回ってないのではないか。もちろん、時間的制約もあります。身は一つ。でも年々仕事は肩にどんどん覆いかぶさってくる。ゆっくりと向き合えない現状もあります。だからこそ、本来門徒内で共有できる場づくりをする必要があります。遺族会のような。同じ悲しみを背負ったもの同士でしか分かり合えないものを共有する場。実は昨年から少し思い始めていたのですが、今回の話を聞いて一層必要性を感じたことです。

私たちは占いなんかしていると、よく「何であんなもの信じるんだろう?」とすぐに考えてしまいます。でも、よくよく考えてみれば、あれも答えを欲しているというよりも、現状の問題を聞いてもらいたいという心境の反映の方が強い気がしますね。人間は悩みを聞いてもらうことによって、何も解決していなくとも気持ちは少し楽になるところがあります。そういう場づくり、ちょっと考えてみようと思います。

明日に続く。。。

 

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