久しぶりの投稿になってしまいました^^;(ブログの)長い夏休みを経て、秋の彼岸を機に再び書いていこうと思います。
さて、去る9月11~12日にかけては秋の彼岸法要が勤まりました。ご講師は山口県から上原泰教先生です。先生は今年91才らしいのですが、相変わらずパワフルに飛び跳ね、こけたり、身体全体を使って布教しておられました^^;
どういうわけか、春・秋の彼岸法要が当山では一番人の集まりが悪いのですが、今年は上原泰教先生の力もあって、降誕会よりも多い人の入りとなりました。先生に感謝です( ;∀;)
上原先生に教えられるのは人間の機ざまです。これが偽らざる人間の姿なんだということを身をもって示してくれるのです。そこに人としての魅力があって、話は少々ぐちゃぐちゃになったとしても多くのファンが生まれてくる源がそこにある気がします。先生は「坊さんはバカにならんとつまらん」と仰ってました。色んなことを身をもってやってみて、バカにされても、それが全部身になっていく。きれいごとじゃ済まされない人の世を生きているのだから、きれいなことばかり並べてても誰にも響く言葉にはなっていかないかもしれません。ドロドロの世界に身をやつし、そこに生きていけば、そこに語っていく言葉の強さ、確かさも生まれてくるし、そうでなければ説得力をもった話はできないのでしょう。
以前、いつもお育て下さるご住職さんから「お前の話はきれいすぎる」と言われたことがありますが、あと一歩自分の布教に足りない要素があるとしたらここなんだろうと強く感じたご縁でした。そういうことを意識しながら、今年の秋彼岸の布教に出ていこうと思います。
上原先生にはもう長年布教に来ていただいておりますが、今回が一番感じることの多いご縁となりました。また再来年の春(1年半後)にご縁に遇わせて頂きます。
明日は午前中は若婦人会の例会、午後は豊前に布教のご縁です。一つひとつのご縁を大切に勤めさせて頂きます。