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大乗山 両徳寺

卒哭忌


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7日には祖母の100ヶ日法要が勤まりました。自分でいつもしていて知らなかったですが、100ヶ日法要は卒哭忌とも呼ぶそうです。悲しみから慟哭している時間の終わりということでしょう。やはり大切な方との別離の悲しみに一区切りつくには100日くらいの時間が必要とも言えますし、またそれは悲しみの先に、死の問題を私自身の問題として考え始めるスタート地点に立ったということにもなるのでしょう。

 

鈴木章子さんのお話を通してご法話をしてくださいました。鈴木章子さんは、『癌告知のあとで』という著書があり、以前ご法話を聞いた際に購入して持っていますが、久しぶりに読み返してみようと思いました。せっかくなので一片の詩を紹介します。

今現在説法
肺がんになって
ここ あそこから
如来様の説法が
少しずつ
きこえてきます
今現在説法
真只中でございます

人間元気な時、順調な時にはなかなか自分への呼びかけ、はたらきかけは聞こえてこない、耳に入らないものです。でも、逆境に立ったからこそ聞こえてくるもの、支えてくれる人々に自然と目が向いていくというところはあると思います。

 

8日には仏婦の例会。仏婦ではお釈迦様の教えの話を中心に「縁起」の話をしました。ちょうど前日ラジオを聞いているときに「自他一如」という言葉が聞こえてきたので、それを切り口に縁起についてのお話をさせて頂きました。

夜は青蓮会の例会。井上先生の講義を受けての布教実演ということで、『浄土和讃』の18~20願の心を説いている部分からお取次ぎをして頂きました。現生正定聚と臨終来迎、真実と方便=三願転入、話を聞きながら布教のテーマに出来る部分があるなぁと聞かせて頂きました。一度じっくりと考えてみたいと思います。

 

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