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大乗山 両徳寺

非日常


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お盆が終わり、お寺的にはひと段落した時期ですが、個人的には今年は一息つく暇があまりありません。リズムが変わらなくていいかもしれませんが。

昨日、一昨日と京都はご本山に行っておりました。何をしにかというと、我が宗派には教化活動として壮年会や婦人会などがありますが、その一つに仏教青年会があります。もう今から10年~14年ほど前にはその仏青連盟の中央委員長という役職をさせて頂いたこともありましたが、この度仏青連盟の指導講師という役職につくことになりました。私のいたころと違い、現在は各ブロック指導講師1人体制ということで、九州から一人という事になります。そこまで心配はしていなかったのですが、会議の話を聞いていると、九州内出張、本山出張が増えそうな感じです。

さて、会議は今年度開催予定の研修会について、先般行われた沖縄での高校生対象の行事の報告、また次年度開催予定の連盟50周年企画についてなど多岐にわたりました。私は初めてなので、今回はリハビリと現状把握というつもりで行きましたが、結構考えなくちゃいけないことがあるなと感じました。本山と地方をつなぎ、必要な助言をしていくお仕事、お手伝いできる範囲で頑張らせて頂きます。

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仏青連盟の今季からの変革の一つに役員を全員僧籍をもたないものと決めたことがあります。当然正副委員長も皆寺族ではないわけです。そこで、会議の途中に皆さんに「何がきっかけで来るようになったのか?」「あなたにとっての仏青の魅力は何か?」という質問が出ていました。その中でキーワードとして共通するのが「非日常性」と「コミュニティ」でした。普段、生きている中で当たり前に持っている価値観と違う価値観に出遇える、またここに来なければ接点のなかったような人たちに出遇える、普段着ている心の鎧を脱げる場所である、そういうところに魅力があるわけですね。

考えてみたら趣味のサークルなんてみなそうなのかもしれません。日常生活の中に束の間の非日常の時間が持てたらそれだけで日常が潤っていく。その時間を一つのものを通して共有してくれる仲間がいる。そういうものを人間はみな求めているのでしょうね。お寺という場所はそれだけで非日常性を有していますよね。もっとそれをうまく使っていかなくちゃいけないのでしょう。

 

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