しばらくご無沙汰しておりましたが、東北に布教に出かけておりました。今回は、PC・タブレット等持って行ってなかったので更新できませんでした。というのも、東北で雪を警戒してスーツケースでは移動が大変なのではないかとリュックで行ったんです。なので、なるべく荷物を軽くという事で11kg背負っていきました。
仙台空港につくと、いかにも仙台らしい柄模様のトイレが出迎えてくれました。ただ、警戒していた雪は全くと言っていいほどなく。スーツケースで良い感じでした。
18日。初日は山形県の天童です。この日は午前中に法座があり、午後は空いていたのでちょっとぶらっと街を散策。歴史のある建物=旧庁舎が美しいです。
19日は山形市。ここは築地本願寺なども手掛けた伊藤忠太の手によるご本堂。素晴らしいです。ここのお寺は仲の良い先輩のお寺ですが、現在入院中。法座後にお見舞い。たっぷりとお話できて良かったです。
人生は出会いと別れの繰り返し。どんな人に出会ったかによって私という人間も変わっていく。苦しいことも辛いことも人生のすべてに無駄ごとなしと思いますが、中でも格別に影響を受けたのが、この先輩。この人に出会ってなかったら全く違う人生を歩んでいた気がします。
でも、育てられた身の上からは、自分の与えられた現場の中で最善を尽くす。それが恩に報いていくことだと思うし、育ててくれた人に恥をかかせるような姿で生きていきたくはないなと改めて思いました。
20日は福島のお寺様で午後の法座。終了後移動して、宮城県白石市のお寺様で夜席のご縁。一泊し、翌朝またもう一座ご縁に遇いました。法座終了後、駅まで送ってくださったご門徒さん(北九州の方でした)のお宅でお茶をよばれ、お話ししたりしながら山形へ再び。22日は上山市のお寺様。21日の白石のお寺も、22日のかみのやまのお寺も、すぐそばにお城のある城下町のお寺。これは上山城です。
この3日間では震災当時の話、以降の話を聞かせて頂きました。
23日、24日は山形県でも酒田市・鶴岡市辺りの日本海に面した方面のお寺様。日本海を眺める宿を取ってくださり、激しい日本海の荒波を拝めました。
山形県(というか東北全体)は浄土真宗のお寺数が少なく(福岡は約600、山形は約30)他宗派のお寺が非常に多いので、浄土真宗的な考え方がなかなか伝わらず苦労していること、またお互いの連携もなかなかとれないのでどうしても個々の活動にしかなっていかないことなど、その土地ならではのご苦労話を聞かせて頂きました。やっぱり行橋はありがたいですよ。だからこそ、この流れを継続できるように活動していかなくてはなりません。
ちなみに、庄内の日本酒飲み比べ。せっかくなので。
最後、日本海に面した鶴岡の町から太平洋に面した仙台へとバスで移動。その途中で通る月山という山越えでの風景。今回、ほぼ初めての雪景色。「東北きた~っ」て帰る時に感じました。
1週間、お世話になりました。明日は法事と万福寺様の婚儀、明後日は法事から友人父の葬儀。冠婚葬祭な週末です。
舟川先生、こんばんは。
この度はみちのくでのお取次ぎ有難うございました。
寒さは過去の北海道のご縁で体験されているとはいえ
厳冬ど真ん中の2月の東北で長い移動距離の日程を
こなされてだいぶお疲れになられたかと思います。
当初は福島にてと思っていましたが、都合がつかず
和上さまのお寺になんとか伺えて良かったです。
先生のお取次ぎお聴聞は大変有難いものでありました。
失礼ながら、お若くとも落ち着きのある語り口で
味わい深いおみのりのお話で子育ての経験を通して
おみのりを頂かれ喜ばれておられる思いが心に響き
とても有難いご縁でございました。
不思議な尊いこのご縁にお念仏を申さずにはおられません。
ただただ、南無阿弥陀仏
有難いばかりですね。
この度は遠方よりお聴聞に訪れていただき、まことにありがとうございました。常例での長旅は慣れているのでそこまで疲れはしていないつもりでしたが、やはり家に帰り着くとドッと疲れが出るものですね。布教は反省の多い席でしたが、気持ち新たになりました。ありがとうございました。