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大乗山 両徳寺

Face to Face


今日は午前中は法事に出ておりましたが、午後からは双子会。うちは出産直前ですが、出産後はしばらく開けないだろうという事で、近い頻度での開催です。この会も初めて1年以上経ちました。すると、だんだんと環境の変化が出てきて、中には保育園に通い始める子どもも出てきました。そうなると、疎遠になっていくかなとか考えていたのですが、そんなことはありませんでした。なぜなら、お母さん達が欲している会だから!!子どもはいなくとも、自分が来たいんですよね。むしろ、子どもがいなければゆっくりとお母さん同士で話せる。やっぱりほかの人には分からんよねえというトークが展開されていました。まだまだ情報の持ち寄りと、お互いの共感の為にこの空間は機能しているということですね。出産後の秋にはまた行いたいです。

 

さて、昨日の読書会の中身というのは、グローバル経済の中で、ローカルなお店や商品がいかに生き残っていけるかという話。僕たちにも無縁ではない話。というのは、例えばamazonとか、イオンとかがお坊さん宅配をする時代。コストで言えば、向こうの方に分がある。一応言っておきますけど、地方的には一般寺院の方がもっと安価なお布施しか頂いていませんから、向こうに分がある訳でもないですが、東京的には圧倒的には向こうに分がある。その中でこちらが選択されるとするならば、何をもって選んでもらうのか。それにはやはり「共に過ごした時間」しかないと思うんです。

先日も葬儀をしていて、お通夜や還骨でのご法話を通して遺族の皆さんは随分と喜んでくださいました。それは「自分たちの知らない故人」を語ってくれるから。そして、共に関わりながら生きてきたという事実に対して、みんな価値を認めてくれているんだと思うんです。amazonやイオンにはそれは全くありませんから。フェイストゥフェイスの関係を大事にしていくことを再確認したことでした。僕も広報、案内を作ることには一生懸命なのですが、時として作り上げた段階で満足してしまい、それを周知する行為を疎かにしてしまう傾向があるので、最後まできちんと伝えていくことを大事にしなくちゃなと思いました。

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