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何のための秋分の日?~仏婦例会~


さて、8日は仏婦の例会。朝からテレビをみていると、彼岸時期をシルバーウィークと呼んでいます。もちろん、敬老の日が含まれることと、ゴールデンウイークに継ぐ長い連休なので、このような呼称をし始めたのでしょう。遊びに行ってもらう気を起させるために。しかし、考えてみてください。この連休は何のための休みなのか?秋分の日は彼岸の中日。彼岸は何をするかと言えば、日ごろは世間の事が忙しくおろそかになってしまっている仏法聴聞、お墓参りをする日とご先祖の皆さん方は定めてくれたわけです。

こんなこと書きながら当山は彼岸期間前に秋季彼岸法要を勤めるのですが。彼岸期間は問いませんから、どうぞ当山の秋彼岸にお参りください(笑)

 

そんなことはさておき、仏婦例会。

今日は「往生浄土」という事がテーマでした。

「往生」とは「往き生まれる」ということ。この命が死に向かって進んでいるのではなく、新たな命に生まれてゆくというところを目指して進んでいるのだという生き方を与えてくれる言葉です。何が違うのか?葬儀の弔辞などを聞いていて感じるのですが、死に向かって進んでいると考えている人は未来を語る言葉をもっていないから過去しか語りません。過去の栄光を讃える以外にやりようがないのです。死んだらしまいなのですから。しかし、過去を讃えるなら生きているうちにするがいいです。喜びますよ。新たな命に向かって進んでいると考えている人には未来がありますから、未来を語ります。仏教婦人会の弔辞などはまさにそうなっております。そこに別れゆく寂しさはあっても、絶望感はありません。そういう生き方を与えてくれる言葉が「往生」です。そんなところからお話しました。色々言いましたが。。。

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