昨日、本日と二日間にわたりまして両徳寺の総修永代経法要が勤修されました。ご講師は山口県の渓宏道先生です。
永代経法要とは、
お釈迦さまがお説き下された真実(経)は私どものご先祖の皆さまがそのみ教えを聞いて喜んだからこそ私の元まで届けられたことです。だからこそ、私自身もその法に出遇わせて頂き、今度はその喜びを子に孫に、つまりは未来永劫(永代)に渡って伝わるようにと勤められるご法要です。
今日の朝席においては還相回向という話に触れられていました。先だったお方は私の元に帰り来たってくださる。これだけを聞くと、「どうやって?」と思うかもしれません。しかし、その方が働かなくしてどうして私がこの本堂に座っておるでしょうか?今回は特に追悼法要ということもあり、初参りの方が数多くいらっしゃいまいした。みなそうです。悲しみを縁としてこの場に来たのです。来たのは私です。でもその縁を作ってくださった、私の足を向けさせてくれたのは先だった方ではないですか?それを私の上にはたらいているというのです。我が手を合わさせたのも、頭を下げさせたのも、お念仏称えさせたのも、すべておはたらきを受けた姿です。そうして先立っていった方々を感じながらの生活をできるのであって、死んだらしまいではないのです。
≪次回ご法縁≫
宗祖降誕会法要
5月28日(土)13:00~15:00、19:30~21:10
5月29日(日) 9:40~11:40、13:00~15:00
講師:蓮谷啓介師(大分県)
29日昼席終了後はバザーも開催します。どうぞまた足をお運びください。