昨夕、鹿児島にやってまいりまして、今日から8日まで鹿児島別院並びに出張所での常例布教が始まりました。最初の日という事で、緊張するだろう、眠りが浅いだろうという予測はありましたが、ちょっと暑くて寝苦しく夜中に起きたことと、まさかの備え付け目覚まし時計が5時になったことで、すっかり寝不足で始まってしまいました。
鹿児島別院さんは、私共の鎮西別院とずいぶん職員数が違う大きなお別院(確か九州で一番大きいはずです)で、朝のお勤めも本山までは行かずとも10人以上の出勤法中がおります。参詣者もぼちぼち。初日のお取次ぎを無事に終え、午前・午後と各出張所での布教。
道中、タクシーの運転手さんから色んな情報が聞けますが、今日の午前中のところは集落自体が昔から浄土真宗一色のようで、多くの参詣者でにぎわいました。お念仏禁制だった鹿児島では珍しい事でしょう。講師部屋には、隠れ念仏(禁止の中でも洞窟などに隠れてひそかに信仰していた)の洞窟で使われていたご本尊が安置されていました。ありがたや。初めの会所として非常に話しやすく、良いスタートが切れた気がします。
午後は、今度は街中の出張所。「あまり聞き慣れていない人が多いので、そのつもりで話してね」と法座の前に一言。良い悪いではなく、一か所一か所雰囲気が変わりますが、その中をどうやっていくのかということもまた勉強です。
ただ、自分としては非常に快適に過ごさせて頂いております。布教をしながら、やるべき仕事、勉強をたくさん抱えておりますが、必要なところまでこなして福岡に帰れればなと思っています。あと7日頑張っていきます。