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大乗山 両徳寺

肉体疲労


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こんばんは。

書く記事としては色々あった数日ですが、ここまで手が回りませんでした。

まず12日は久しぶりの双子会。双子の子どもとお母さん方の集まりです。しばらく開催していなかったせいもあって、みんなの成長の著しいこと!!よちよち歩きだった子が、すたすた歩き、すたすた歩いていた子は走り回る。そして無口だった子たちが話すように。瞬く間に子どもは成長していくんですよね。うちもそうなんでしょうが。みんな最初はお母さんから離れないものですが、帰るころにはわちゃわちゃと楽しそうに遊んでいました。お母さんたちも楽しそうでした。めでたしめでたし、です。今度は近いうちにまた集まりたいですね。

 

13日は婦人会の例会・新年会でした。布教が直近に迫っていたため、練習がてらのお説教させていただきました。新年会は坊守と門徒さんで行ってもらい、自分は法事へ。

14日。朝、訃報で目が覚めます。元・婦人会長さんの死去の報でした。あまりに突然のことでした。臨終勤行に行き、月参り、そして法事。法事では久しぶりに小学校の同級生に会えてうれしかったなぁ。そして昼からは田川にお説教です。昼席を終えると帰ってお通夜。もちろん多くのご門徒の皆さんの正信偈の声に目を潤ませながらのお勤め・法話。でも終わるとすぐに田川に行って夜席のお説教。長い一日でした。

15日。お葬儀を済ませ、田川にお説教。終わり次第帰っては還骨勤行のお勤め。そしてまた田川に行って夜席のお説教。ここまでくると少しホッとしました。

16日。いよいよお説教も最終日。月参りを済ませて、お客さんを待っていると電話が。また訃報。こちらの家庭は私が小学校4年生の時、初めてお参りに回った年に伺った一軒なんです。20年以上の長きにわたって、本当にかわいがってくれました。残念です。臨終勤行の後、田川にお説教に。長い3日間が終わりました。そんな今日は親鸞様のご命日であります。

明日は京都に行く予定でしたが、お通夜のためキャンセルです。その代りに、ネット中継で会議参加となりそうです。ネット会議初めて。どんな感じなんだろう?

 

この秋から私は新しいお説教の話をずっと考えていました。お説教ってそうそうできるものではないので、時間がかかりましたが、阿弥陀経について新しく考えた5座分の話をもって田川にお説教に行きました。全体の主題は「虚しさと救い」。いつもはお座ごとに「今回はお念仏について、今回は信心について」などとテーマが変わりがちな私ですが、今回はほとんどこの1点。何度も何度も言葉を変え、話を変えながら、でもどこを切り取っても「虚しさと救い」の話。そんな姿を目指しました。何のために生きているのか、どうあることが虚しくない命のありさまなのか。色々と話すけれど、結局宗教と言うものの存在意義はここだろうと思っています。そうして通う最中の訃報の連続。「朝には紅顔あって夕べには白骨となれる身」という言葉を痛感しながらの時間でした。そんな私たちだからこそ、ここを伝えていかねばならない。仮に一応できた阿弥陀経の話ですが、しばらくこのお経と向き合って、このお経さまが伝えようとした心をもっともっと見つめていきたいと思います。

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