僕は自然が大好きです。普段が人の中での仕事だからか、人を離れた世界が好きなのかもしれません。その自然の中で行うスポーツが好きです。だからトライアスロンなんぞしてしまいます。その自然にチャレンジするのがまた楽しいんですね。近年は少し幅を広げてトレイルランなんかもいいな♪と思いまして、山にも行くようになりました。トレランもしますが、純粋に登山、トレッキングも楽しいです。
山を歩くとふと思います。そこにはなんとなくの道があること。迷わないように、木に紐をつけてくれている人がいる。倒木で道をふさいで、間違った方向に行かないようにしてくれた人がいる。滑り易くて、危ない場所にロープや鎖をつけてくれた人がいる。
道なき道を一人で切り開いていくことはとても大変なことです。達成感はあるでしょうが、大きな危険を伴います。でも、その切り開いてくれた方のおかげで、それ以降の人は安心してその道を辿ることができます。安心しながら、道を切り開いてくれた方に感謝しながら道を歩む時間は楽しいです。
仏教に置き換えてみると、道なき道を切り開かれたのが法然聖人や親鸞聖人です。誰も言ったことのない法を説くのでたくさんのバッシングを受けました。でも、そこに耐えて伝え続けてくれたおかげで、安心して仏法をお聴聞させていただける今があります。ありがたいですね。
当たり前にうけとめていること一つ一つに大きなご苦労があり、だからこそ大きな感謝の中の生活をしていかなくちゃなと山行したときは思わせてもらうのでした。